FONとWHISHERの関係と今後をみる

先に紹介したWHISHERについてもう少し調べてみると、こんな記事を発見。
http://blogs.business2.com/business2blog/2007/01/more_free_wifi_.html
WHISHERもFONと同じくスペイン発のサービスで、CEOのFerran Morenoという人は
かつてMartin Varsavskyと共にFONの立ち上げに関わり、
金銭問題でFONを抜け出しWHISHERを作ったと話してるね。


だけどFONのCEOであるMartin Varsavsky曰く、
FerranはFONの創始に関わってないし、従業員でもなかったと証言。
加えて、Ferranが証拠として見せたカードはフォネロに配ったもので
名刺でも何でもないとコメント欄によせてます。
んー、何やら因縁がありげだ。





まあそんなことよりも、FONとWHISHERのどちらがサービスとして優れていて
どちらが商売として勝つのか、この方がよほど重要な問題。


自分が双方を比べてみた印象では……FONの方が普及の可能性が高いように感じられます。
WHISHERは専用のハードウェアを準備せずとも使える強みはありますが
先にも述べた通り、APの登録は善意に頼り切ったもので、
システム的にFON以上のAP網へ広がりそうな感じがしませんね。


加えて、セキュリティ的な懸念材料も多く
基本的に普通の無線LAN機器を使うので、設置場所のLANへの侵入に気を遣う必要があります。
あとウォードライバーが他人のAPを勝手に登録なんて悪用もできちゃう。
まさかFerranはウォーチョーキングのような使い方を歓迎してるわけないよね?



でも課題を抱えているのはFONも同じ事で、特にサポート能力の弱さは大問題。
少し前に起こった公式サイトの文字化けはもちろん、
La Foneraファームの設定が反映されなくなる不具合や
FONマップ上のアクセスポータルに記されたURLへ飛べなくなったりと
不具合が発見されてから対応がなされるまでに時間がかかりすぎですよ。


FONが更なる普及を狙うのならば、これらの改善は必須でしょう。
つか今すぐ改善して欲しい(´・ω・`)