WHR-G54S & 純正ファーム Ver.1.40

久しぶりにスループットを測る。
今回はBUFFALOのWHR-G54S
テスト環境はコチラをご覧下さい。

  暗号方式 計測方法 1回目 2回目 3回目
有線
(WAN→LAN)
  netperf 39.20 38.95 38.48
speedtest.flets 33.58 38.78 38.09
無線
(WAN→WLAN)
暗号化なし

フレームバーストEX ON
netperf 23.36 23.58 23.40
speedtest.flets 25.76 25.71 24.88
暗号化なし

フレームバーストON
netperf 23.40 23.65 23.68
speedtest.flets 28.11 28.33 27.48
暗号化なし netperf 22.85 23.04 22.71
speedtest.flets 23.13 22.45 22.47
WEP128bits netperf 22.28 22.28 21.70
speedtest.flets 22.74 22.62 22.50
WPA-PSK TKIP netperf 19.42 19.61 19.65
speedtest.flets 22.02 22.26 22.05
WPA-PSK AES netperf 22.05 22.30 22.35
speedtest.flets 22.81 22.70 22.69
無線
(LAN→WLAN)
WPA-PSK AES netperf 24.28 24.59 23.80
speedtest.flets 22.85 23.13 22.75
WRT54GS v1.0 & 日本語版純正ファームv2.08.1の結果より速い。
さすがは後発の強みといったところでしょうか(WHR-G54Sの発売日はWRT54GSの一年後)
ただしWHR-G54SのメモリはWRT54GSの半分なんだよねー。
参考
http://wiki.openwrt.org/TableOfHardware

アクセスポータルのウェルカムメッセージで使えるタグ

前回の日記とやや繋がる話題。


以前ウェルカムメッセージを設定した時は改行もちゃんと反映されていたのに、
いつからか改行が無視されて全て一行で表示されるようになっちゃっていた。
<br>タグを入れたりしてみても、投稿後に削除されて改行できない。
まあ自分は一行表示でも構わないんですが。


ついでに他にも調べてみると
さすがにスクリプトや<img>タグは使えなかったけど、


  • <b></b>

  • <u></u>

  • <i></i>
この三つは使えることを確認できた。
探せば他にもある?

あれ?

上を書き込んでから、ふと思いつき
アクセスポータルのカスタマイズURLの先頭に、それまで必要のなかった「http://」を書き加えてみた。
…正常に飛べた! これが原因だったのか。
いつのまに仕様が変更されていたの?

FONとWHISHERの関係と今後をみる

先に紹介したWHISHERについてもう少し調べてみると、こんな記事を発見。
http://blogs.business2.com/business2blog/2007/01/more_free_wifi_.html
WHISHERもFONと同じくスペイン発のサービスで、CEOのFerran Morenoという人は
かつてMartin Varsavskyと共にFONの立ち上げに関わり、
金銭問題でFONを抜け出しWHISHERを作ったと話してるね。


だけどFONのCEOであるMartin Varsavsky曰く、
FerranはFONの創始に関わってないし、従業員でもなかったと証言。
加えて、Ferranが証拠として見せたカードはフォネロに配ったもので
名刺でも何でもないとコメント欄によせてます。
んー、何やら因縁がありげだ。





まあそんなことよりも、FONとWHISHERのどちらがサービスとして優れていて
どちらが商売として勝つのか、この方がよほど重要な問題。


自分が双方を比べてみた印象では……FONの方が普及の可能性が高いように感じられます。
WHISHERは専用のハードウェアを準備せずとも使える強みはありますが
先にも述べた通り、APの登録は善意に頼り切ったもので、
システム的にFON以上のAP網へ広がりそうな感じがしませんね。


加えて、セキュリティ的な懸念材料も多く
基本的に普通の無線LAN機器を使うので、設置場所のLANへの侵入に気を遣う必要があります。
あとウォードライバーが他人のAPを勝手に登録なんて悪用もできちゃう。
まさかFerranはウォーチョーキングのような使い方を歓迎してるわけないよね?



でも課題を抱えているのはFONも同じ事で、特にサポート能力の弱さは大問題。
少し前に起こった公式サイトの文字化けはもちろん、
La Foneraファームの設定が反映されなくなる不具合や
FONマップ上のアクセスポータルに記されたURLへ飛べなくなったりと
不具合が発見されてから対応がなされるまでに時間がかかりすぎですよ。


FONが更なる普及を狙うのならば、これらの改善は必須でしょう。
つか今すぐ改善して欲しい(´・ω・`)

La Fonera & 純正ファーム0.7.1r2

  暗号方式 計測方法 1回目 2回目 3回目
無線
(WAN→WLAN)
暗号化なし netperf 13.47 12.92 14.49
speedtest.flets 15.98 13.83 15.31
WEP128bit netperf - - -
speedtest.flets - - -
WPA-PSK TKIP netperf - - -
speedtest.flets - - -
WPA-PSK AES netperf 13.86 13.62 15.24
speedtest.flets 13.29 15.60 14.27
日本語だと設定できないバグもちファームの0.7.1r2
プライベートSSIDでテストしています。
なぜだかこのテスト時はWEPとTKIPでうまくリンクできない。
数字も多少波が大きいように感じられました。

La Fonera & DD-WRT v24Beta 020107 std

  暗号方式 計測方法 1回目 2回目 3回目
無線
(WAN→WLAN)
暗号化なし netperf 10.30 11.10 10.57
speedtest.flets 12.72 13.47 13.20
WEP128bit netperf 10.72 9.92 9.75
speedtest.flets 12.64 12.94 10.39
WPA-PSK TKIP netperf 10.72 9.71 10.87
speedtest.flets 12.67 11.94 11.93
WPA-PSK AES netperf 10.14 10.92 10.94
speedtest.flets 12.36 12.01 11.96
10日前にテストしていたのですが、グズグズしているうちに新しいバージョンが!
でも020907以降は評判が悪いみたいね。
どうやら無線LANドライバをかえてるっぽい。

結果を見ると、純正ファームより僅かながら遅くなっているのは仕方ないところではありますが
12Mbpsも出ているのならばネット接続用途なら十分と言えるかも。